2014年5月15日木曜日

タペンタ錠の廃棄方法

タペンタ錠は、改変防止技術(TRF:Tamper Resistant Formulation)が施された製剤です。これは、誤用や乱用などを防止する目的で施されています。

誤用:誤って噛んでしまい製剤の徐放性をなくす。 
乱用:粉砕して鼻からすったり、水に溶かして自己注射したり、 噛んで即効性やその他の効果を期待すること。


TRF製剤(改変防止技術)により、水やエタノールに溶かそうとしても粘性のゲルになってしまうそうです。

TRF製剤(改変防止技術)により、錠剤がとても硬くなっていてミキサーで粉砕しようとすると刃が傷んでしまうほどらしいです。

麻薬の錠剤を医療機関で廃棄するときには、再使用不可能な状態にするために粉砕後水に溶かし放流したりします。
これができないタペンタはどのようにしたらよいのでしょうか。

メーカーに聞いてみました。

錠剤を焼却するか、粘着力の強いガムテープ等で錠剤を包み、錠剤が見えない状態にして、通常の医薬品と同様に廃棄するそうです。




がん疼痛治療剤 タペンタドール
http://yakuza-14.blogspot.jp/2014/02/blog-post_25.html