2017年8月3日木曜日

ヒューマペンサビオとヒューマペンラグジュラのちがい


2017年秋
日本イーライリリーのインスリンペン型注入器『ヒューマペン』に新たなラインナップが登場します。

その名も、『ヒューマペンサビオ(SAVVIO)』

ヒューマペンサビオは現行器である『ヒューマペンラグジュア』の改良版としての位置づけです。

ちなみに「サビオ」という名称は、一部地域で絆創膏の代名詞として有名ですよね。
2002年まで「サビオ」という名称の絆創膏がライオン株式会社から製造販売されており、「サビオ」の商標もライオンが取得していました。
この度、ヒューマペンサビオの開発にあたり、「サビオ」を2006年に共同で商標出願しています。


ヒューマペンサビオとヒューマペンラグジュラのちがい


ヒューマペンサビオは弊社のカートリッジ交換型インスリンペン型注入器であるヒューマペンラグジュラをベースに開発した、新しいカートリッジ交換型インスリンペン型注入器です。
どこにちがいがあるのでしょうか。

短く軽くなりました

ヒューマペンラグジュラと比較して、サビオは注入器本体のサイズが短く、重量がより軽くなりました。
ヒューマペン®サビオ®

選べる色の数がふえました

本体の色が4色あります。
サビオは
あずき色、うぐいす色、水色、銀色。


ラグジュアは
レッド又はゴールド。


ラグジュアの色は高級感があってよさそうですが、落ち着きすぎて可愛さにかけていました。
若い人でもオシャレに持ち運べるように明るめの色が採用されています。


単位設定ダイアルが改良されました

サビオでは
インスリンカートリッジの残量を超えて単位設定できないようにデザインされています。
例えば、指示された量が30単位で、残量が10単位しかない場合は、10単位を超える単位が設定できないように第あるが回らなくなります。

ラグジュアでは
残量を超えても単位設定可能で、残量が設定単位より少ない場合は投与後ダイアルが「0」に戻らず不足分のインスリン量を示していました。


使用期限が設定されました

耐用年数3年間(使用を始めてから3年間)は同じです。

しかし、サビオには
いつまで注入器が使用できるかを正確に把握して頂くため、使用期限が設定されています。
つまり製造後の使用期限が設定されたのです。
耐用年数3年を待たずに、個装箱に表示された使用期限に達した場合には、その日が使用終了日となります。


操作方法は同じ

基本的な操作方法は同じです。


使用できるインスリンは同じ

サビオとラグジュアで使用できるインスリンは同じものです。ヒューマログ、ヒューマリン、インスリングラルギンBS注カート「リリー」が使用できます。

糖尿病患者がインスリンを自己注射する際、カートリッジ製剤とペン型注入器を、誤って他社製品と組み合わせて使用し、低血糖や高血糖などの副作用が生じた事例が多数報告されています。

装着時及び投与前に、必ずカートリッジ製剤の薬剤名を確認してください。